Pythonとはプログラミング言語のひとつで、C言語など他の言語に比べ、シンプルにプログラムが書ける。

開発されたのは1990年代で、同時期に開発された言語には日本生まれの言語Rubyや統計解析向け言語Rがある。

「プログラマー年収ランキング」（出典：みんなのスタンバイ）では、Pythonプログラマの年収が上位にランクインしており、人気のあるプログラミング言語である。

Pythonはなぜ話題か、なぜ使われるのか

昨今、ビッグデータやAI、機械学習といった科学領域が注目を集めている。

Pythonは、このようなデータサイエンス・人工知能分野の技術を支えるプログラミング言語として、広く利用されている。

データサイエンス分野でPythonが標準的な言語として使用されるのにはわけがある。

それは、数値計算や統計データ解析のためのライブラリ（Pythonにプラスして使う専門ツール）が充実しているためである。

これらライブラリを使うと、複雑なコードを書くことなく、高度な分析が行える。

また、Python及び各種ライブラリは、無料でwebからダウンロードして使うことが出来る点も、多くの利用者を集める理由の一つである。

Pythonのインストール方法

PythonをWindowsPCで使うには、まずPythonのソフトウェアをインストールしなければならない。

Pythonはこちらの本家サイトから入手することも出来るが、ここでは本家サイトからのインストールを勧めない。

なぜなら、本家サイトからのインストールではPythonを稼働させるための下準備（環境設定）が必要になるが、プログラミング初心者にとってこの作業は極めて煩雑であり、一度失敗するとモチベーションが大きく下がってしまうためである。

本記事で勧めるのは、Pythonの基本機能と多用されるライブラリを搭載した、AnacondaというPythonの亜種をインストールすることである。

Anacondaをインストールすることで基本的なPythonの機能はすべて使うことが出来るため、様々な文献でこちらを利用することが推奨されている。

Anacondaはデータ分析などに用いる代表的なライブラリをあらかじめ備えた拡張版Pythonなので、これをインストールすることで、以後追加的に機能をインストールせず分析を行うことが可能になる。

Anacondaは以下のサイトから入手可能である。

https://www.continuum.io/downloads

以下で具体的なインストール手順について見ていく。

1. Anacondaインストーラの入手
ダウンロードページからAnacondaのインストーラ（Anacondaのインストールを手伝ってくれるプログラム）を入手する。

インストーラは、Windows/OSX(Mac)/Linuxから自分のPCのOSに合ったものを選ぶ。

Windowsを使う人は、PCのシステムの種類(64bit/32bit)を調べなければならない。その手順は以下のように行う（Win7の場合）。

Windowsキー+Eを押して「コンピュータ」を開く
右クリックしてメニューを開き、プロパティを選択
「システムの種類：」に記載の64bit/32bitを確認

2. Anacondaのインストール
ダウンロードしたインストーラを使って、Anacondaをインストールする。

表示される画面は全て既定の設定どおりで、Nextを押して進むと、インストールが自動で完了する。

3. インストールが成功しているか確認
以下の手順でインストールが成功しているか確認する。

コマンドプロンプトを開く
コマンドプロンプトは、スタートボタンから、すべてのプログラム＞アクセサリの中にある。
表示されたウィンドウにpythonと入力する
以下のような表示がされれば成功。

まとめ

本記事では、Pythonのとはなにか、Pythonが使われる理由、そしてPythonのインストール方法について述べた。

インストールしたのはPythonの拡張版であるAnacondaであり、広範囲に利用されるライブラリがあらかじめ備わっている。

Pythonを用いることで、データサイエンスや人工知能分野に応用可能なプログラミングを身につけることが出来る。

参考文献

柴田淳, 2016, みんなのPython 第4版,SBクリエイティブ

みんなのPython 第4版

posted with カエレバ

柴田淳 SBクリエイティブ 2016-12-22

Pythonとはなにか、WindowsにPythonをインストールする方法

本記事の目的と対象

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