Visual Studio Community 2017をインストールする方法(C++の利用を前提に)

本記事の目的と対象

本記事の目的は、Windowsが提供する統合開発環境(IDE: Integrated Development Environment)であるVisual Studioのインストール方法を解説することである。

本記事執筆時点での最新版であるVisual Studio 2017のうち、無償版であるVisual Studio Communityのインストール方法を述べるが、インストールにあたっては、C++での利用を前提に解説する。

対象者は以下の条件を満たす読者である。
  • WindowsのPCを利用している人
  • Visual Studioをインストールしたい人
  • C++を使うためにVisual Studioの最新版を利用したい人

本記事の内容は下記書籍の内容を参考にしているため、合わせて参照してほしい。

目次

Visual Studioインストーラをダウンロードする

まず、Visual Studioをインストールするするための補助ソフト(インストーラ)をダウンロードする。

以下のサイトにアクセスし、「Community 2017のダウンロード」をクリックすると、インストーラのダウンロードが始まる。



インストール用ソフトvs_community__190902773.1493541629.exe(名前は変更されている可能性がある)のダウンロードが終わったら、これを実行する。

実行すると、次のような画面が表示される。

以下の項目にチェックし、「インストール」を開始する。
  • ユニバーサルWindowsプラットフォーム開発
    • 右側に表示される「C++ユニバーサルWindowsプラットフォーム」にもチェック
  • C++によるデスクトップ開発

Visual Studio Community 2017を起動し、プロジェクトを作成する

インストールが完了したら、Visual Studioを起動する。

以下の画面でサインインを行う。アカウント取得が未了の場合は、サインアップを済ませる。

Visual Studioを起動すると、以下のような画面になる。

Visual Studioでプログラミングを行うときは、プロジェクトというひとまとまりのファイル群をひとつの単位として考える。まず新規プロジェクトを作成する。

画面上部から、「ファイル」>「新規作成」>「プロジェクト」を選択する。

新規プロジェクトの設定画面が表示される。

画面左側で「インストール済み」>「テンプレート」>「Visual C++」>「Win32」と選択されていることを確認し、画面中央で「Win32コンソールアプリケーション」を選択する。

画面下部の「名前」欄で名前を付ける(ここでは Sample とした)。

アプリケーション ウィザードが表示された場合は、「次へ」を選択する。

以下のように設定し完了する。
  • アプリケーション種類:コンソールアプリケーション
  • 追加のオプション:空のプロジェクトにチェックし、プリコンパイル済みヘッダーのチェックは外す

以上でプロジェクトが作成された。右側のソリューション エクスプローラーにプロジェクトが表示されていることを確認する。

次にプロジェクトにソースファイルを追加する。 ソリューション エクスプローラーの「ソースファイル」を 右クリックし、「追加」>「新しい項目」を選択する。

C++ファイルを選択し、名前を付けて「追加」する(名前はSource.cppとした)。

ソリューション エクスプローラーのソースファイル フォルダに、上で作成したソースファイルが追加されていることを確認する。

 画面中央にはそのソースファイルが表示されている。追加した直後はまっさらな状態である。

ここにコードを記入する。

C++ファイルを作成し、ビルド、実行する

作成したC++ソースファイルにプログラムのソースコードを入力する。ここでは例として、次のように入力する。

//source.cpp
#include<iostream>
int main()
{
    std::cout << "Hello,World" << std::endl;
    return 0;
}


ソースコードの入力が終わったら、これをもとに実行可能なプログラムを作成する。これをビルドという。画面上部「ビルド」>「ソリューションのビルド」をクリックし、ビルドする。

画面下部に「出力」画面が表示され、以下のように出力されれば成功。

1>------ ビルド開始: プロジェクト: Sample, 構成: Debug x64 ------
1>Source.cpp
1>Sample.vcxproj -> C:\Users\Owner\Documents\Visual Studio 2017\Projects\Sample\x64\Debug\Sample.exe
1>Sample.vcxproj -> C:\Users\Owner\Documents\Visual Studio 2017\Projects\Sample\x64\Debug\Sample.pdb (Partial PDB)
========== ビルド: 1 正常終了、0 失敗、0 更新不要、0 スキップ ==========

ビルドが成功したら、「デバッグ」>「デバッグなしで開始」をクリックすると、プログラムが走る。

Hello,Worldと表示されれば成功。

まとめ

本記事では、Windowsが提供する統合開発環境Visual Studio 2017のインストール方法について解説し、C++のファイルを作成して、実際に実行させるまでを解説した。

統合開発環境を用いれば、プログラミングに必要な面倒な環境設定を経ることなく、作業を行うことが可能である。

参考文献

[1]https://www.yc.tcu.ac.jp/~vis/vs/12a1_ide_usage/101_ide_usage.html
[2]粂井 康孝(2013), 猫でもわかるC++プログラミング 第2版, SBクリエイティブ


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